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これ知ってましたか?ビューポート枠と画層の関係

ビューポート

AutoCAD上で設計するとき、設計に関係ない線は非表示にして設計を進めたほうが効率的だし、ミスも少なくなります。

そのような場合に使える便利な機能をご紹介します。

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ビューポート枠内で画層を非表示にする

これはどういうことかというとレイアウトタブにあるビューポート枠内の見え方はそのビューポート枠ごとに画層を表示・非表示をすることが出来るということです(画像1参照)。画像1ではモデル空間の同じものを写しています。画層1と画層2,画層3があります。ビューポート枠①は全ての画層を表示にしています。ビューポート枠②は画層2と画層3を非表示にした状態。ビューポート枠③は画層2が非表示です。

画像1


つまり、ビューポート枠②,③でそれぞれの画層を非表示にしたとしてもビューポート①には影響なく表示されるということ、もちろんモデル空間の表示にも影響はありません。

画層の表示・非表示の切替えは画層管理タブ内で行います(画像2参照)

画像2

これをモデル空間内で画層の表示・非表示をやってしまうとレイアウトタブ内の全てのビューポート枠内の線の見え方に影響を与えてしまいますので思わぬミスにつながったり確認作業に時間をとられ効率的ではありません。

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ビューポート枠内で効率良く作業するには

ビューポート枠内で線にさわるにはビューポート枠内をダブルクリックする方法もありますが、写している範囲はモデル空間のごく一部だったり、そもそも枠が小さかったりするのでその範囲で設計などするのは現実的ではありません。

もう一つ方法があってこちらを使います。

方法はとても簡単、ビューポート枠をダブルリックするだけです(画像3参照)。

画像3

これによりモデル空間にいるかのような表示になりますが、見えてる線の画層はこのダブルクリックして入ったビューポート枠に依存しますので他のビューポート枠には影響ありません。戻るにはもう一度ビューポート枠(わかりやすいようにちょっと太くなってます)をダブルクリックします(画像4参照)。

画像4

これであれば不用な線の画層を非表示にして設計を進めることも容易になりますし、思わぬミスも減るかなと思います。

以上、ビューポートと画層の関係でした。